空飛ぶおばさん旅日記・壱

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テーマの旅「ハイキングツアー初級 熊野三山・中辺路ハイキング」ハイキングの実際、熊野古道には計画を立てて

2年前の1月、クラブツーリズムさんの「熊野古道」ハイキングツアー初級に参加しました。通常とは違う「テーマの旅行」です。

今回は、中辺路「滝尻王子」にバスで立ち寄った時と、「牛馬童子像」少し手前からの ハイキングの模様です。

熊野古道 中辺路 66〜67

 

 

熊野古道 中辺路

熊野古道(くまのこどう)は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称。熊野参詣道ともよばれる。紀伊半島に位置し、道は三重県、奈良県、和歌山県、大阪府に跨る。
by ja.wikipedia.org

熊野古道 路マップ by www.tb-kumano.jp

by www.tb-kumano.jp

「滝尻王子」から「熊野本宮大社」まで、1泊2日で歩くコースが一般的なようです。

今回のツアーでは、「滝尻王子」を観光した後、バスで「牛馬童子口バス停」まで移動して、そこから「熊野本宮大社」までのハイキングでした。

熊野古道 中辺路「滝尻王子」から「熊野本宮大社」コース by www.tb-kumano.jp 

by www.wakayama-kanko.or.jp

中辺路・滝尻王子~熊野本宮大社|和歌山県観光情報

 

2004年にユネスコの世界遺産に登録されています。

熊野古道 ユネスコの世界遺産碑

熊野古道|熊野本宮観光協会

  

滝尻王子(たきじりおうじ)

岩田川と石船川が合流する地点にあります。熊野九十九王子社のうち最も重要視された社格の高い五体王子社にも数えられています。熊野の霊域の入り口です。

熊野古道 中辺路 「滝尻王子」

古道らしい道が残されているのは、この地点からだそうです。私たちのツアーが語り部さんからガイドを受けている時に、この道を通過されてた方がおられました。

熊野古道「滝尻王子」中辺路 古道らしい路への入り口

両手にスティッキを持たれて、ひとり旅のようでした。すごいしっかりした早い足取りで、この上り階段をさっそうと歩いていかれたです。

「わっ、すごいなぁ〜 真似できないな〜」と...  この時は思いました。 

ハイキングスタート

「牛馬童子像」へ800mの地点にバスで移動して、ハイキングスタートです。

熊野古道 中辺路 「牛馬童子像」へ800mの道 ハイキングスタート

皆、列になって、狭い上り道へです。

歩き出して、「えっ、早い...わ〜」と、驚いてしまいました。

さきほど「滝尻王子」で登っていかれた方と同じくらいの速度で、いくつもの上りを皆、無言で行進です。

最初、途方にくれて、いつものクラブツーリズムさんのゆったりした歩き方のツアーとは、違うんだと、ここで初めて、気がつきました。

熊野古道 中辺路 「牛馬童子像」へ800mの道 ハイキングスタート 上り道

歩くのに、皆に、ついていけない...

最初は、2本杖を使われている方がおられなかったので(1本は数人おられました)、恥ずかしくて、リュックにしまっていた杖を、あわてて、出して、

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンスFLZ BD82336 105-125cm

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンスFLZ BD82336 105-125cm

 

こんなに杖があるのと、ないのと違うんだと実感しました。

この杖を使うことで、やっと皆についていけたのです。

途中で、添乗員さんに、正しい杖の使い方を教えていただきました。WEBで調べていったのですが、違ってました...

 

幻想的な風景

古道に入って、約10分、まわりの木々に、光があたって、幻想的で素敵です。

でも...だれも写真も撮らずに、無言で歩くのです。(歩きながら、写真を撮っているのは、このツアーでは、最初から最後まで、私だけでした...)

熊野古道 中辺路 「牛馬童子像」手前の路

 

途中でいろいろな道しるべ

中辺路の途中では、いろいろな道しるべがありました。

「この道は、熊野古道ではありません。」と、この看板がなかったら、間違えて歩いてしまいそうな道です。

熊野古道 中辺路 「この道は、熊野古道ではありません。」案内

「マムシに注意!」マムシがいるのです?... 

熊野古道 中辺路 「マムシに注意!」案内

一定間隔で配置されていました。「中辺路XX」の道しるべ、番号で道が管理されていて、救助や迷った時は、この番号を連絡です。

熊野古道 中辺路 「中辺路XX」道しるべ

深い森の中、安易に踏み込む道でないことが、実際に歩いて、わかりました。夜は、灯もないので、真っ暗だと思います。

何かで日が落ちてしまったらと思うと、ヘッドランプ、必要ですね。

 

いろいろな景色

高いところからは、山々の風景です。

熊野古道 中辺路 68〜69

そして、麓の風景も。鳥居は「大斎原」です。

熊野古道 中辺路 73〜74

苔が木々に... なんて光景でしょう。ゆっくり写真が撮りたかったです...

熊野古道 中辺路 66〜67

 

 

途中で、大きな尻餅...

熊野古道の道は、木の根がいたるところに露出していて、踏むと、滑るのです。

熊野古道 中辺路 道にはたくさんの木の根が露出

そして、石畳の下り坂も、この石が、ちゃんと地面にはまってない箇所が多々あり、しっかり見定めて踏み込まないと、石がコロッと転がるのです。

熊野古道 中辺路 石畳の はまっていない石に注意

で、途中で、1回、踏んだ石がコロッとして、大きな尻餅をついて、下の方まで滑りました。大きな音もしたので、ツアーの方達もびっくりされて、皆に心配していただいて...すみません...

寒くて、厚着をしていたので、転び方も良かったのか、ちょっと痛いくらいで、済んだのです。

ところが、この後、ツアーの参加者の方が、木の根に足をとられて、滑って、足首をひねってしまわれて、歩けなくなってしまいました。翌日は、参加されずに休まれていました。

個人で行かれる方は、熊野古道散策には、覚悟と綿密な計画が必要だと思います。(安易に行かれてはいけないです。)

 

「テーマの旅行」あるくウォーキング・ハイキング・登山

この旅行に行く前は知らなかった『「テーマの旅行」あるくウォーキング・ハイキング・登山』のツアーには、レベルがあったのです。

装備・レベルについて|あるく国内|登山・ハイキング・ウォーキング 旅行・ツアー|クラブツーリズム

帰りの新幹線で、ツアーに参加された方に聞いたところ、

「クラツーさんのハイキング初級は、中級くらいだよな。」

と言っておられました。特に冬のこの時期は、登山される方が、登山シーズンに向けて、足慣らしに参加されることが多いそうです。

登山を全くしたことがなくて、よく...ついていけたと思いました...

またいつか、熊野古道へは、ゆっくり訪れたいと思っています。

 

立ち寄りました スポットは、後述の日記でです。