「ヘイトフル・エイト」2D 新宿ピカデリー
2月27日全国ロードショーの「ヘイトフル・エイト」2Dを新宿ピカデリーで3月2日に見てきました。イヤ〜、後味が悪い映画でした。ストーリーも映像も...
167分の上映です。長かったです。見に行って後悔です。ファンの方には、これがタランティーノ監督作品だということなのかもしれません...
新宿ピカデリーの一番後ろの席は、どのスクリーンも、前の椅子との間が広いのですが、スクリーン1は、さらに広いです。いつものように、一番後ろのひとつの席確保です。
新宿ピカデリー 入り口ポスター
タランティーノ監督の作品は、暗いし、重いし、会話が長いし...という感想をもっていて、最初は、見に行こうとは思ってはいなかったのですが...
この映画を見ようと思ったきっかけは、新宿ピカデリーの入り口の柱のポスターです。こんな感じで、ミステリーとか密室とか...ミステリー好きには、たまらない言葉がテンコ盛りです。
違う柱のポスターには、アカデミー賞、ノミネートとかもあって...
それにスクリーン1で上映だし、新宿ピカデリーがお勧めの映画なんだと思い、レデースディというのもあって、見に行ってしまいました。
ここから少しネタバレになります。
映画の内容
密室(ミニーの酒場)にいたるまでも長いし、密室に入って、何かが起きるまでも長いし、単調で、2回くらい眠ってしまいました...ここで、寝てしまったら、先がわからなくなると...中盤くらいまでは、必死で起きていました。
殺人が起こり、いよいよ何かが起こるのかなと...思っていたところで...
ミステリーというのなら、やってはいけないでしょう!
突然、新しい登場人物が、それも黒幕のボスが、床下にしそんでいるなんて...
これで、あらすじ がガラっと変わります。
この映画は、ミステリーでも、密室でもありません。もう、ただこれから先は、目を塞ぐような、ただの殺し合いです。もう、見てられなかったです。これが、タランティーノ監督作品なのでしょうか...
最終章で、謎解きのようなものが出てくるのですが、無理にでも、ミステリーを主張したいの...という感じです。
最後も、女死刑囚に、あそこまでしなくても...と...目に焼き付いてしまいました...女死刑囚は、最初から最後まで顔が血だらけです、キャリーよりも、描写がすごいと思います...
もうひとつ
南北戦争時代の話です。南部の方が「ニガー」と黒人の方を、何度も呼ぶ部分が出てきて、とても気になりました。この言葉が出るたび、何か気分が悪いです。若い頃、フリーで海外を旅行していた時、ほんとに数回ですが、ジャップと呼ばれたことがあります。その時のことを思い出してしまいました...民族には、優位性は無いと思います...