「殿、利息でござる」2D 新宿ピカデリー ... 地震は怖い〜 ...
「殿、利息でござる」2D を新宿ピカデリーで見てきました。主演が阿部サダヲさんでしたので、思いっきりのコメディだと思っていました...ほとんどオチャラケてない、とても真面目な日本の映画でした。
地震
この日は、映画の上映前の説明で、「地震が発生した場合は、映画を中止する場合もある...」という映像や音が耳に入ってきて(いつもは、全然気にしていなかったのですが...)、何か、嫌な予感が...気になっていたところ...
映画が始まってすぐ、突然!私のスマートフォンも、映画を見ている方達のスマートフォンも、大きな警報が鳴り響き、さらに「地震です」の合唱です。
それと同時に、揺れを感じて、真っ暗な映画館の中で、初めての経験です。
かなり衝撃でした...
もう、映画館を飛び出していこうと思いましたが...皆が、全然、動じて無く、ひとりで、小声で、「地震〜」と騒いでいたような...映画も、大きな地震の場合は、中止すると言っていたのに、揺れているのに、真っ暗で映像が続いていて...もう、どうしようかと思いました。
結果的に、数分でおさまって、何もなかったかのように、映画は続いていて...
大きな地震だったら、どうしただろうと...大きくなくて良かったです。
茨城県南部 マグニチュード5.6、新宿区は震度3の地震でした。
ここから、少しずつネタバレです。
真面目な映画
俳優陣が、揃っていて、皆好きな俳優さんばかりで、それも主演が阿部サダヲさん、この映画のテレビCMもそれを宣伝しているかのようで、好きな俳優さんたちが、思いっきりのコメディを展開してくれる思って、それだけを期待して見に行きました。
ところが、主題は、殿の意地で、困窮している庶民を、すべてを犠牲にして助ける方達のお話でした。実話だそうです。
それも、偉ぶれず、目立たずと...日本人の精神、思いやり、つつましさ、優しさが、人の心を変えて、それを達成していく物語です。
見て良かった映画
思いっきりのコメディを期待していった私が、見ていて...申し訳なく思えてしまいました...こんな、奇麗ごとの映画は、日本人にしか作れないのではと思います。
途中では、思いっきり笑える映画でないので、ちょっと残念な思いで見ていたのですが、見終わったあとは、何か、感動していましたぁ。
俳優さんが揃っているので、演技もすばらしかったです。
ただ、本当に、こんな方達が、存在していたのかと...ちょっと思ってしまっている自分が、残念なような...
ともかく、見て良かった映画です。
羽生結弦さん
スケーターの羽生結弦さんが君主伊達重村役で出てくるというので、いまかいまかと待っていて、最後にでてきました。
すごいですね、堂々と演技されていて、存在感もあって、カッコ良かったです。