「パトリオット・ディ」2D TOHOシネマズ新宿、ボストンマラソン爆弾テロ事件の犯人逮捕までの顛末
「パトリオット・ディ」2D をTOHOシネマズ新宿で見てきました。
2013年に、ボストンマラソンで起こりました爆弾テロの逮捕までの4日間を描いた作品です。
メデイアでは伝えられていない多々の情報が、映像化されています。見応えのある映画でした。
ここから、少し、ネタバレです。
驚きの事実
ボストンマラソンの爆弾テロは、ニュースで放送された内容程度の知識しかなく、最後に、犯人のひとりが、どこに隠れていたかが、特異な内容が、記憶に残っていました。
この映画では、犯人側、警察側、そして被害にあった方々の前後の状況も交え、細かく描かれていました。
- 爆弾設置をどのように、犯人によって行われたか
- どのように爆破が行われたが
- どのように、被害者は、傷を負ったのか
- 事故前の警備の状況は
- 事故後の警察の対応、FBIの登場
- 捜査本部の設置
- 捜査にあたっての事故現場の詳細な再現
- どのように、犯人を特定していったか
- 犯人は、どの段階で逃避行を始めたか
- 犯人の逃避行の詳細
- 犯人の逃避行に、巻き込まれた人々
- 犯人をどのように追い詰めていったか
- 犯人との銃撃戦
- 最後の犯人の逮捕の瞬間
これらの映像の前に、関係者の平和な日々の生活が、描かれていました。そして、映像の最後には、被害にあわれた方々のインタビューや、その後の前向きな活動等が描かれています。
ここから、完全、ネタバレです。
あらすじ 爆破まで
2013年4月15日、「愛国者の日(パトリオット・ディ)」に開催されるボストン・マラソンをが行われようとしていました。
犯人の兄弟の爆弾を製造する映像が流れます。鍋のような物に沢山の釘等が入れられています。そして、リュックに、圧力釜を押し込む犯人。
(よくドラマ等で目にするダイナマイトの爆弾ではないのです... たくさんの入れられた釘の山を映像で目にした時、背筋が寒くなりました...)
ボストンマラソンは、50万人の観衆で、賑わっていてます。次々とゴールインする中、ゴール近くで、突如、大爆発が連続で発生します。
多くの犠牲者が、折り重なるように倒れていきます。血の海です。ちぎれた足の映像も...
爆弾は、置かれたリュックで爆破されたため、地上付近で爆破されました。足を失った犠牲者が多かったのです。
(後の映像の中で、爆破は、腰の位置でやればよかったと、犯人が言っている部分... なぜ、そこまでのことをと... 理解ができないです...)
あらすじ 捜査本部と爆破現場
すぐに、FBIが、車で列をなして、現場に流れ込んできます。
捜査本部の迅速な設置です。回線がパンクするからと、回線の予備を設置する準備等、ともかくリアルな映像でした。
捜査本部に、現地で収集した被害者の持ち物を元に、事故現場が詳細に再現されます。
亡くなった方の遺体は、目処が立つまで、現地から動かすなという指示の元、(破片の刺さり方で、爆破の状況がわかるからです。)いつまた 、爆破が起こるかわからない場所に、放置されます。
子供の被害者も、一人残されますが、警官がただひとり、ずっと見守っている映像が、そしてその遺体の引き上げ時、その警官も周りの警官も皆が敬礼しているのに、何か悲しく、でも、ほっとする思いも感じました。
あらすじ 犯人発見
集めた防犯カメラ等の映像を、多くの捜査官がチェックするなか、他の人と違った行動をとっている犯人 ソバール を見つけ出します。
その映像をもとに、犯人の行動を、その地域の情報を詳しく知る警官により、予測し、追いかけ、最後には、犯人の映像、そして仲間 兄の タメルラン の映像化に成功します。
市民の中のイスラム教徒への偏見が広がってしまう懸念と犯人に捜査状況がわかってしまう懸念から、公表をためらいます。
犯人は、夜になり、家族を置いて、逃亡、ニューヨークを爆破するために向かいます。
あらすじ 逃亡
犯人兄弟は、途中、銃を奪うため、警察官1人を射殺し、近くに停車している一般市民のダンを人質に、車を奪い逃避します。
逃げる中、犯人が、ダンに「9.11事件は、実際は、アメリカ政府が行ったのだ」ということを告げます。(テロ犯は、皆、このように思っているのでしょうか... )
ダンは、途中で逃げ出すことに成功して、奪われた車には、GPSが搭載されていることが告げられます。
(このダンの勇気のある行動とGPSの搭載された車の存在が大きかったと思います。)
あらすじ 逮捕
このGPSにより、犯人を警察は、追い詰めていきます。
そこは、平和な街、ウオータータウンです。ウオータータウンでの銃撃戦、兄タメルランの悲惨な最後、地元警官達のパニックのような、でも的確な対処。
この銃撃戦を逃げ延びた弟ソバール。捜査しても見つからず、商業活動、一切禁止と、ボストン全域を封鎖します。
朝になり、町民によって、庭にあるボートにだれかがいるという報道を元に、警官が大量に押し寄せての逮捕劇、リアルでした。
最後に
ボストン・レッドソックスはテロ解決を祝って、試合前にセロモニーを開催します。関係者のいろいろなインタビューが流れます。
そして、片足を失った犠牲者が、義足で、ボストンマラソンを完走した映像が流れます。団結力、明日への終わり方です。
見応えのある映画でした。