知床五湖 地上遊歩道散策 ヒグマとミズバショウ、森には重要などんぐりの木、力強い木々
知床五湖地上遊歩道は、5つの湖の散策ですが、森や動物達に触れ合う散策でもありました。こちらの方も、とても印象に残りました。
ガイドさん
ヒグマ活動期、登録ガイドさんの付き添い必須の時期でしたので、環境省のページよりの予約で、お願いしたガイドさんです。
(5月〜7月にかけてのヒグマ活動時期だけ、このサイトの予約機能が使われるようです。)
ガイドさんは、ご夫婦で会社を運営されている方でした。
森のこと、動物達のこと、説明も面白く、わかりやすくて、とても楽しく、ゆったりと、過ごさせてていただきましたぁ。今度、また知床を訪れる時は、ガイドをお願いしたいです。
オホーツク自然堂(じねんどう)
網走・知床の自然ガイドです。
夫婦でオホーツクの自然の素晴らしさを
伝えていきたいと思います。
by http://www.jinendo.net/kokoro
ヒグマとミズバショウ
ヒグマは、ミズバショウの葉が大好物だそうです。ミズバショウの群生地は、 ヒグマがいる可能性が高いということです。
ガイドさん「ヒグマのレストランがもうじきです。」とミズバショウの群生地の説明です。
近づく前に、私たちの存在を示すために、掛け声です。「ホーイ、ホイホイホイ」と。
写真のこの群生地は、五湖の少し前あたりにありました。
中央にヒグマが食事をした後が残っていました。倒した葉が青々としているかどうかも、ヒグマが直前に通ったかどうかの判断になるそうです。
この食べられた葉っぱは、2,3日前だそうです。
そして、この写真は、二湖と一湖の間にありました群生地です。
ここには、ヒグマの糞も落ちてました。ミズバショウばかり食べている熊は、ベチャとしているそうです。説明されないと... 土と同化していて、わからなかったです...
道の上にも、糞がありました。こちらは、見分けがついたです。だれか人が踏んだあとが残っていました。ここを熊も通ったのですね。
どんぐりの木と針葉樹
どんぐりが豊作だと、その年は、動物たちの食生活も潤って、動物も増え、不作だと、動物も減ってを繰り返してきた森だそうです。それで森が維持されてきたそうです。
この森にとって、どんぐりの木(ミズナラ)がとても重要だそうです。
森にはたくさんの倒木があります。
これは、最近、倒れた木だそうです。
木が倒れると、新たに日が当たる場所が発生し、そこに若い木々が力強く、たくさん芽吹きます。
ところが、こういう所には、どんぐりの木は無いそうです。増えたエゾシカが、どんぐりの若い芽ばかり食べてしまうそうです。
エゾシカの樹木の食害、深刻でした。この他にも、木の皮を剥がれて、上の方まで、丸裸になっている木も沢山ありました。
針葉樹だけの森にならないよう、いろいろと対策がなされているそうです。
力強い木々
朽ちていく木々もたくさんでしたが、
若い木々もたくましく、成長しています。この小さな松、3年目くらいだそうです。
岩の上で、たくましく育っていって、
岩を抱え込むほどの大きな木に成長していくのだそうです。
知床五湖地上遊歩道散策、2度目でしたが、さらに楽しかったです。良いガイドさんに巡り会えましたぁ。
2日目の今夜は、知床で1番人気の「知床グランドホテル北こぶし」に宿泊です。