贅を尽くした「花嫁のれん1号」半個室の1号車に乗車、「和と美のおもてなし」列車 、期待しすぎだったかな...
2017年8月後半、クラブツーリズムさんの金沢周辺観光列車(3列車)の旅に行ってきました。その1番目のJR七尾線観光列車「花嫁のれん号」の乗車の模様です。
運行区間
「花嫁のれん号」は、七尾線の金沢駅から和倉温泉駅間を走る2両編成の観光列車です。特急列車として運転して、途中、羽咋駅・七尾駅に停車します。
今回は、七尾駅までの乗車です。
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列車編成
1号車は、8つの半個室があり、通路は、日本庭園の飛び石、各部屋は、友禅のコレクションをあしらっています。
2号者は、通路は、流水のイメージして、イベントスペースがあります。
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金沢駅 4番線 出発
出発は金沢駅4番線ホームからです。
金沢駅の4番線は、変わっていて、3,5番線のホームの先にあります。
見えてきたのが、冒頭の写真の列車です。
10:15発です。入線は、9:55頃です。
花嫁のれん
ホームには、「花嫁のれん」がかかっていました。皆、記念撮影です。
花嫁のれんとは、
幕末から明治時代から伝わる、加賀藩の能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習の一つで、嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ、花嫁がくぐるのれんです。
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車両
外装が豪華です。外から、自然の中を走っているところを撮影するのも楽しそうです。
1号車のエントランス
1号者のエントランスです。輪島塗の伝統的な図柄と金沢金箔を用いた「和」のデザインだそうです。
車両といい、エントランスといい、豪華です。期待通りでした...
1号車 車内
今回は、1号車に乗車です。
車内に一歩踏み入れると、一変にトーンダウンしてしまいました...
暗いのです... 車両やエントランスとは違って、全然、高級感がないのです。
半個室の設計なので暗いのかな、友禅のコレクションという壁の絵が、とても安っぽいせいか... 通路の日本庭園の飛び石も...カーペットにしか見えないせいか...
椅子は2種類かな。固定されている椅子。(撫子の間)
左右に動く椅子。(扇絵の間)
私がくじ引きで引いた席が1D、「青の間」の窓際でした。
クラブツーリズムさんの観光列車旅の場合、席は、直前でくじ引きが多いです。
加賀友禅をイメージした個室ということですが...
タイルに... ただ柄を塗ってあるだけで、安っぽくしか見えなかったです。(どこかで... 加賀友禅、布と思い込んでしまっていたのもあって...)
この壁がなければ、運転席が見えるのに...と思うと余計でした...
2号車 車内
2号車の方が、開放的で良い感じです。
2号車に設けられたイベントスペースでは、「楽市楽座」を実施します。金沢以北の13市町が土日を中心に伝統芸能の披露や地元産品の試食・販売などの地域色豊かなイベントを週替わりで実施します。
と案内には、ありますが、日曜日だったのですが... 全く、イベントも販売も、何も実施されていなかったです。
伝統工芸新展示
展示です... あまり見ている方おられなかったです。
車内販売
車両が動き出して、少し経ってから、売店に飲み物を購入に行ったのですが...
「予約をされている方が優先で、そのサービスが終わってから販売いたします」と... そっけなく...
花嫁のれん1号では、予約で、スイーツセットの提供があったようです。
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加賀屋さんのおもてなし...と聞いていたのですが... ん、ん〜...でした。
販売が開始されると、車内放送が流れました。
ブドウジュースを購入してみました。
北陸ならではの食の提供やパフォーマンスでおもてなしします。
ということからか、席まで運んでくれるというのです...
そんなこと面倒なのに...それが「おもてなし」のパフォーマンスなのかな...
だったら、笑顔を下さい... と言いたかった...
ジュースは、氷が入った しっかりしたコップに、ストローも付いて、出てくると思っていて...
が、瓶のままでした...
「贅を尽くした...」は、外装だけかな...
駅や沿線でのおもてなし
今まで乗車した観光列車は、駅関係者以外でも、現地の方達が、駅で歓迎してくれたり、沢山の方達が、列車に向かって、手を降ってくれたりと... いろいろ暖かい出会いがあったのですが...
全くありませんでした。
停車駅でのご当地の販売や、ご当地キャラのお出迎えや、大漁旗とか、いろいろな事が行われると思って、期待しての乗車だったのですが...
全くありませんでした。
あったとしたら、9分停車した羽咋駅では、なぜか砂像がありました... 置いてあっただけです...
車窓の風景
津幡駅から羽咋駅までは、地図上では海沿いで、海が見えると期待していたのですが...
全く見えません。
風景も、他の地域と変わったものがありません。
というより、ほとんどが、普通の住宅街ばかりで、面白くありません。
後半で、やっとこういう風景が少し見えたくらいです。
千葉の房総で、よく目にする光景です...
観光列車によくあるアテンダントさんのガイドもなかったかと(気がつかなかったのかな...)、 思います。
料金
調べてみたら、普通の特急料金なのですね。
ツアーなので、この列車の価格を知らないでの乗車だったので、豪華列車ということで... 「東北エモーション」や「伊予灘ものがたり」と同じサービスを期待してしまっていて... 違ったのですね。
この路線は景色も良くないし、車内もイマイチだし、地元の歓迎もないし、これだったら、わざわざ、この列車を目的に乗りに来なくてもと思ってしまいました... ホームで外観を撮影だけで良い感じでした...
今までの観光列車の乗車日記(一部)です。
七尾駅 到着
七尾駅に到着です。