エジプト コムオンボ 2重神殿 コムオンボ神殿 観光、有名レリーフ「カレンダー」と「医療器具」、巨大なワニのミイラに圧倒
エジプト コムオンボ、ハヤブサの神ホルスとワニの神セベクを祀った珍しい2重神殿「コムオンボ神殿」の観光です。
塔門、中庭、広間、至聖所等が重複して作られた神殿です。
入場券です。ワニの博物館の入場も含みます。
マップ
クルーズ船を降りてすぐ、ナイル川の ほとりにあります。
遺跡からナイル川を撮影です。道路を挟んた少し高台(といっても階段で数段)にあります。
神殿入り口 と 塔門
まず、ビジターセンターで、いつものセキュリティチェックです。
入って、すぐ2重構造の入り口(塔門)があります。向かって左側がホルス神、右側がセベク神です。
上の方には、色も少し残っていました。
ホルス神
ホルス神は、エドフ神殿でも祀られていたハヤブサの神様、オシリスとイシスの息子です。
この神殿でもいたるところに、ホルス神のレリーフが残されていました。
下の写真は、神様達、こんなにたくさんの神様が綺麗に残っているレリーフは、今回の旅行では、他では、目にすることはできなかったです。
トキの頭のトト神、ライオンの頭のセクメト神、皆で集まって、楽しげに見えます^^。
トト神とホルス神が、聖水をファラオにかけているところです。聖水がアンクの形で流れているのが、綺麗に残っています。
この神殿は、とても良い状態のレルーフが多かったです。
セベク神
古代エジプト人がナイル川に深く依存していたため、非常に恐れていたワニを神格化したものです。ワニの姿、またはワニの頭を持つ姿で表されました。
こちらのレリーフも、ワニ?かな
有名なレリーフ
この遺跡は、2つのレリーフが有名です。
観光中のどのグループも、ここで解説をするので、順番待ちの行列ができていました。
エジプトの観光では、ガイドさん達が、結束しているのでしょう、こういうところも、ちゃんと秩序立って、上品に順番待ちです。
2つとも狭い通路のようなところにあって、写真が皆、うまくおさまらなかったです...
最古のカレンダー
古代エジプトの暦は、一年を、3つの季節「氾濫」「蒔く」「収穫」に分けていたそうです。
1週間は10日、1ヶ月は3週間、1年は、12ヶ月で360日で数えたそうです。5日のズレの部分は、どうしたのか、聞き逃してしまった...
右側の四角が日を表しています。
医療器具
医療器具や、出産シーンのレリーフです。
右側に、歯医者の器具のヤットコとかがあります。左側に座っている女性が妊婦さんです。
横で上半身が切れてしまっている人物が古代エジプトの高級神官「インホテプ」です。階段ピラミッドの設計者です。のちに医学の神様として、神格化されます。
上が切断されてしまっていて、顔がありません... のちのファラオがまた、材料にしてしまったのかな。
ナイルメーター
遺跡からすぐのところにナイルメータ(井戸)があります。
毎年の洪水の季節にナイル川の水位を測定するために使用された井戸、ナイルメーターです。この測定値によって、納税額が決められたそうです。
そんなに大きな井戸ではないです。
この井戸では、神様の化身としてのワニを飼っていたそうです。こんな狭いところで、可哀想にと思ってしまった...
ワニの博物館
この遺跡に隣接して、「ワニの博物館」があります。入場券に含まれているので、ついでに見るか、と入ったのですが...
ここは、展示品に、圧倒されましたぁ。
館内の撮影には、写真撮影料金が必要で、あまり期待していなかったので、購入しなかったのです。とても後悔でした。
ワニのミイラが... 何体もあって、大きさが半端ないのです。こんな大きなワニを初めてみました。 生きてたら、恐ろしいかったろうと...
卵のミイラまで展示されてました。
あの井戸で飼っていたワニが死んだら、すべてミイラにしていたそうなのですが... あの小さな井戸に、どうやったら... この大きなワニがおさまったんだろうと... 縦に泳いでいたのかなとか^^; 井戸の中は、大きかったのかな...
小ぢんまりとした遺跡でしたが、見所がたくさんでした。
翌日、アスワンに到着、クルーズも終了です。