屋久島「縄文杉トレッキング」混雑と雨の 往路、8.5km のトロッコ道 手摺りの全くない橋が沢山〜
屋久島「縄文杉トレッキング」の模様です。ガイドさんいわく「30回のガイドうち1回出会うかくらいの大雨ですね」というくらい悲惨な天候でのトレッキング?になってしまいました。
荒川登山口へ
2018年5月後半です。「縄文杉のトレッキング」のスタート位置は、荒川登山口です。
3月1日から11月30日まで、荒川三叉路から荒川登山口までは、一般車両は乗りれを規制されています。
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屋久杉自然館の駐車場に車を止め、登山バスに乗り換えます。広い駐車場があります。
早朝4:20分、ガイドさんとホテルロビーで待ち合わせ、ガイドさんの車で、屋久杉自然館のバス乗り場へ。
(写真は、翌日昼に撮影です。)
まだ、暗い中、たくさんの人でした。土曜日早朝です。この日は、だんだん天候が悪くなるということで、出だしが早く、大混雑でした。
この屋根の下に、クネクネと並んでバス待ちをします。
登山バスの時刻表です。早朝20分おきです。バスチケットの購入の他、ここで、山岳部環境保全協力金の納入も行います。すべて、ガイドさんに オマカセ でした。
朝食
大混雑で、バスを1台、見送ります。 「時間がありますので、ここで朝食をとりましょう」ということで、真っ暗の中、食事です。
バスの順番待ちの行列の中、キツキツで、地べたに座って、ホテルにお願いした朝食(パン、ソーセージ、ゆで卵、レタス、ハム、バナナ、お茶)をとります。
周りをみると、他の方達も、列の中で、食事をされてました。
忙しないです...(食べた気がしなかった...)
登山バスへ
次のバスに乗車、全部の補助席まで使って、バスの中もキツキツの満員で発車です。35分の乗車、外は雨、隣の見知らぬ おじさんは、私の肩で、居眠り...
登山口に到着した頃には、日が昇っていました。
荒川登山口 出発
雨は、さらにキツく... 皆、雨装備です。片道11kmのうち、8.5kmがほぼ平坦なトロッコ道です。
ガイドさんに、トロッコ道では、傘をさすことを勧められました。山では、雨に濡れることが大敵なので、傘がさせる所は、傘でだそうです。
多くの方が、傘をさされていました。
トロッコ道
何度も、川を渡ります。手すりのない トロッコ道です。
足元は、ある程度、高さがある川底なのです。思わず、歩幅が狭くなりました。
川底は、大きな岩がゴロゴロしている場所が多かったです。
そして、所々で、ツツジが咲いていました。
トロッコ道は、人がすれ違える幅くらいしかない場所がほとんどでした。ゆえ、ずっと、1列に並んで、行進です。
すれ違う時、枕木は滑るので、足を置かないようにです。
ガイドさん、いろいろ説明してくださるのですが...
雨と人混みと...
雨も強くなってきて、
狭いトロッコ道に 人もたくさんで、
自分達のペースでで歩くのも難しくて、
余裕がなくて、記憶にあまり残ってないのです。
道の両脇は、ほとんど木々に覆われて、雨で靄っているせいか、時々、見える木々の隙間からも景色は見えず、ただ、1列に並んで行進しているだけ...... どんどんと、気持ちが落ち込みました。
途中、写真撮影をしたのですが...
ほとんど ボケてしまっていて、気がつくと防水袋の中が曇っているのです。
この写真は、「仁王杉」だったかな...
東屋とトイレ
途中、一箇所、屋根のある東屋のような所がありましたが、休憩されている方がたくさんで、中に入れず、雨降る中、道の傍の 隙間に立って、少し、休憩。水を飲む余裕もなく...
そして、また、修行のような行進...。
途中にあるバイオトイレ、ここも長い行列です。
「待っている時間がないので、トロッコ道の終点のトイレにしましょう。」
ということで、行進が続きます。
(写真は、帰りに撮影)
トロッコ道の終点
やっと、トロッコ道の終点... 広い広場があって、屋根のある所があって、休憩できる場所があると思ったら、何もないのです。
ただ、事務所の2階にトイレがあるだけで、道の両脇の狭いところに、登山者が、傘をさして、雨の中、ギュウギュウに 座り込んでいました。
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トイレは、待っていたら、1時間は、かかるのではというくらい、長い行列でした。
断念
雨も、不安なくらい さらに強くなって...
体も、レインウエアを着ているのに、全身ビチョビチョで...
ここから、本格的な登山、急な登りが続くとのこと...
階段でない所は、道は、恐らく水溜りだらけで...
木の根とか、かなり滑りやすいだろうし...
背骨を折った時のことを思いだしてしまって...
風景なんて、楽しむ余裕なんてなさそうだし...
とグチグチと、いろいろと 考えたら、気持ちが挫けて...
断念してしました...
ガイドさんに、ここで、戻ることを告げました。
他の登山者の方達は、こんな雨にもめげず、上を目指して行きました。
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この階段が、本格的な山登りの 入り口なのです...
登山者にとって、こんな雨、関係ないのかな...
文句と言い訳ばかりの...往路でしたぁ^^;。
次回は、豪雨の帰り道の模様です。
ただ、帰り道は、人混みがなくて、気持ちに余裕ができて、楽しい道のりでした。