空飛ぶおばさん旅日記・壱

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 エジプト ルクソール 西岸 忽然とあらわれる「メムノンの巨像」、損傷が激しい巨像 と 飛び交う鳩たち

ルクソールの西岸、「メムノンの巨像」の観光です。

アメンホテプ3世の葬祭殿第一塔門に建てられました。王家の谷に通じる道の途中に、この巨像が2体、突然、現れます。

エジプト

 

損傷が激しい 

高さ約18mの巨像です。

当時のナイル川の氾濫で、水に浸っていたりしたためか、かなり崩壊が進んでいて、レリーフは、見にくくなっており、足元には、小さな王妃達の像でしょうか? かろうじて形がわかる程度に残っていました。

向かって右側の像です。

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」右側像

右肩が崩れてしまっている左側の像です。こちらの側面の台座の部分のレリーフが... 上下エジプトの統一のレリーフかな...

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」左側像

 

飛び交う鳩達

一番、この2体の像で、驚いたのは、たくさんの鳩達が、像のまわりを飛び交っているのです。石の隙間に、巣を作っているようです。

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」たくさんの 鳩が飛び交う巣に

さらに拡大してみます。すごい数でした。糞害とか...気にしないのかな... 白く汚れている部分がみあたらなかったから、お掃除、されているのかな。

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」たくさんの 鳩が飛び交う巣に 拡大

 

アメンホテプ3世の葬祭殿 跡地

もともとは、背後には、大きなアメンンホテプ3世の葬祭殿が建てられていました。後のファラオ達が自分たちの建設のために、石材を盗んでしまったそうです。

「ファラオ達が、石材を盗用する」と、よく耳にしますが、それが おかしくない時代だったのですね。

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」背後にアメンホテプ3世葬祭殿跡地

背後に見えているのが、発掘の始まった葬祭殿の跡地です。遠くに、何体か像が見えています。

 

アメンホテプ3世の葬祭殿 発掘中...

バスの車窓からの跡地の風景です。 作業をしている方はいないようです。

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」背後 アメンホテプ3世葬祭殿跡地 作業員は?

発掘中の看板です。「NO-ENTRY」となっています。

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」背後 アメンホテプ3世葬祭殿跡地 発掘中

かなり広大な敷地です。

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」背後 アメンホテプ3世葬祭殿跡地 発掘中 広大な跡地

WEBで、2008年頃の「来年には巨像は4体に」のニュースを見つけましたが... その頃から、発掘は進んでいない感じです。(その頃の発掘中の写真と、今回の写真とでは、あまり変わりがない様子です。)

エジプト ルクソール西岸 「メムノンの巨像」背後 アメンホテプ3世葬祭殿跡地 発掘中の像

 

記念撮影場所

「メムノンの巨像」の正面の少し、離れたところが、少し小高くなっていて、バスの駐車場になっています。

足元に、降りてしまうより、まず、そこから撮影した方が、巨大なので、全体が入ります。冒頭の写真です。

 

ガイドさん お勧め地図

その駐車場から、像までの間で、お土産売り屋さんから、購入したのが、この「ナイルの地図」です。

アレキサンドリアからアスワンまでのエジプトの遺跡が ナイル川にそって紹介されています。ジャバラになっていて、遺跡の位置関係がわかりやすく、とても見やすいです。

エジプト お勧め ナイル川地図 日本語版

日本語版です。クルーズ船の売店の店頭で、英語版のを見つけて、購入するか迷っていたのですが、日本語版を見つけて、即、購入でした。(売店でも、聞けば、日本語版、あったのかもです。)この地図は、ガイドさんもお勧めでした。

 

次回は、王妃の谷です。