空飛ぶおばさん旅日記・壱

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「シン・ゴジラ」MX4D TOHOシネマズ新宿

シン・ゴジラ」MX4DをTOHOシネマズ新宿で見てきました。過去の2作と同じような内容かと思い、期待はしてなかったのですが、かなり日本映画離れした感心した映画でしたぁ。見終わって、満足感のある映画です。周りの方々も、口々に「面白かった〜」と話されていました。

「シン・ゴジラ」 ポスター

TOHOシネマズ新宿 スクリーン2マップ

 

MX4D

椅子の稼働も、他のMX4Dの映画と比べて、目立ったと思える動きはなかったです。(普通かと)   気になるほどの水飛沫もなかったかと、1度、メガネを拭ったぐらいでしょうか。

ゴジラが光を放つ映像の時は、映画館のMX4Dの照明が光をかなり放っていたのが、印象に残りました。
今回の映画は、映像から目を離せなかったところが多くて、他にもあったMX4Dの動きに気がつかなかったのかもしれません...^^。

MX4D,4DXについては、下記の日記を参照ください。

 

1作目、2作目の「ゴジラ

ゴジラ」今回は、3作目です。
1作目は、人間模様を濃く描いた作品で、日本を襲う怪獣を日本政府や科学者が立ち向かうという日本映画らしい何かを背負った重苦しい内容だったかと、2作目は、見たのですが、ほとんど記憶になくて、内容が薄い映画だったのは印象に残っています。
1作目は、新幹線や東京タワー、国会議事堂、最後は、皇居だったかと...2作目は、新宿の高層ビル群だったかと、今回の3作目は、日本のどの場所で描かれているのかも楽しみでした。

3作目 今回の「ゴジラ

今回のの3作目は、流れに日本映画にないスピード感を感じました。テレビのインタビューで、主演の内閣官房副長官矢口蘭堂役の長谷川博己さんが、「常に監督に早口で話すことを要求されました。」と話されていました。本当に、すべての官僚の方達が早口で、聞き取り憎い箇所もあったのですが、これが、今回の映画を良いものにした一つではないかと思いました。
また、人間関係の深い描写が、今回は、ほとんどなかったかと、対策室の官僚達(科学者達)が、サラッとオタクの集団にも見え、若手のホープの彼らが、一丸となって不眠不休で戦っているのが、良い感じで描かれていました。(これらを演じている俳優さん達の好感度、自分の中でかなりあがりました。)
全体的に、今までの日本映画には無い映画になっていたと思います。


ここからネタバレ


あらすじ (序盤)

東京湾アクアラインで亀裂が発生し、トンネル事故が発生します。政府は、自然現象と発表します。内閣官房副長官の矢口だけは、巨大生物と進言するのですが、相手にされません。
被害の対策をとっているところで、テレビ中継で、巨大生物が現れます。その生物は、大田区に上陸して、建物や、船や車を破壊しながら、体液を流しながら道路を進んでいきます。これらは、定番の放射能です。この内容は、やっぱりね...といった感じです。

序盤は、予想通り、巨大生物が、突然現れて、慌てふためく政府が描かれています。
予想外だったのが、とてもゴジラには見えない生物なのです。爬虫類のような、顔は、ウツボみたいで、迫力が無いです。ズルズルと這いながら、体内から光を放つ気持ちが悪い生き物です。目に生気がなくて、物であるかの印象も受けました。巨大な物が、道路をズルズルと動いているような感じです。変異を始めたかに見えた時、海に戻っていきました。 

 

あらすじ(「ゴジラ」と自衛隊から米軍へ)

矢口の元に、米国大統領特使・カヨコ(石原さとみ)が現れ、ある人物を探すように依頼、だが、その人はもうすでに亡くなっていて、「GODZILLA」という文字だけが残っていたということで、「ゴジラ」と結びつきます。石原さとみさん、「進撃の巨人」の時も良かったですが、あいかわらず、演技、潔いです。

再び、変態した2足歩行のゴジラが地上に現れ、都心に向かいます。

自衛隊が攻撃するが、全然、傷一つつけられず、ゴジラの都心への進行は続きます。

それなりの役者さんが、自衛隊のチョイ役で出ていたりします。何か、彼らに物語があるのかと思って見ていたのですが、本当に、ただの戦闘員だけの役とし出ていました。ここらへんも、今までの日本映画と違うかと...

米軍の戦闘機がかけつけ、ミサイルで攻撃します。ゴジラの体に傷はつけられたのですが、その直後、ゴジラの背びれから、光線が、四方八方に、飛び出します。ゴジラは、口から放つだけだと思っていたので、予想外で、ビックリしました。見応えがあります。MX4Dでも、映像の中だけでなく、映画館じゅうに光が放たれた感じです。

 

あらすじ(凍結)

多国籍軍の核攻撃が決定して、関東が全滅してしまうというところで、日本の若い対策チームは、「凍結」の手段を考え出します。

この実現に向け、皆が一丸となっていくところが、テンポよく描かれていて、心地よいです。また、戦いに向け、日本人の気質もいろいろと描かれていて、さらに、良い気分にさせてくれます。

最後の戦い時には、空から無人戦闘機で、ゴジラのエネルギーを使い果たさせ、次に、地上から2機の新幹線をぶつけて、次にたくさんのローカル線をぶつけて、ゴジラを転倒させます。

都合よく、東京駅の路線が集中している場所にいてくれたなぁと、微笑ましくもありました。

そして、転倒したゴジラの口から、薬を注ぎ込み、凍結に成功。

これからの復興を考えて、終わり、といったところなのですが、最後に、凍結した「ゴジラ」の体を、ゆっくりと、カメラが意味ありげに写します。私には、この映像部分の意図がわからなかったです...

 

できたら、MX4D、4DXで、鑑賞すること、お勧めです。