エジプト エドフ ホルス神殿(エドフ神殿) 観光、保存状態良好な神殿 敵討ちの壁画 カバが可哀想...
エジプト エドフ、ハヤブサ神ホルスに捧げられた ホルス神殿(エドフ神殿)の観光です。
約2300年前に建てられました保存状態の良い神殿です。周りの回廊には、カバ退治の物語... が、描かれていました。
入場券です。
クルーズ船 Boading Card
船を離れる時、Boarding Cardが配られます。裏には、ナンバーが振られていて、このカードがすべて戻ってこない限り、出航しないそうです。
マップ
エドフ遺跡までは、川から少しあります。2人乗りの馬車で移動です。
馬車で遺跡へ
馬車には、ナンバーがあり、帰りも同じ馬車で戻ってくる仕組みです。
乗車前、ガイドさんより、「運転手に勧められても席の隣に座らないように、チップは支払い済みなので、要求されても笑顔で通しましょう。」と言われていて、実際に笑顔で通せましたぁ。
朝7時ごろのエドフの街です。
馬車は思ったよりスピードが早く、6分ぐらいで到着です。私たちの馬は、元気だったのですが、1つ前に出発した組みの馬は、年を取っていて、かわいそうだったそうです。かなり後から到着していました。
広場に到着
神殿前の広場に到着です。向こうに大きな塔門が見えています。
エドフ神殿 マップ
大きな塔門を入ると、中庭、列柱室とあり、そして至聖所です。この神殿は、高い壁の回廊で囲われていて、まわりの回廊には、ホルスとセトの物語が刻まれています。
by ja.wikipedia.org
塔門
高さ36m、大きく綺麗な塔門です。長い間、途中まで砂に埋もれていたことで、保存状態が良いそうです。
左右対称に、中央にホルス神、後ろに母イシス神、前にはこの建物を完成させたプトレマイオス12世、上にはエジプトの神々が描かれています。
塔門の入り口の両脇には、ホルス神をあらわしたハヤブサの像です。
黒花崗岩で作られたハヤブサ像は、塔門の前に2体、第一列柱室の前に2体ありました。記念撮影ポイントです。絵になっている方を横からパチリでした。
塔門の上部には、少し、色が残っています。
中庭側からの門の上部です。繊細なレリーフが残っています。天井にも少し色が残っているかな。
中庭
たくさんの柱で囲まれた中庭です。第一列柱室を背にパノラマ撮影です。
たくさんの観光客でした。たぶん皆さん、クルーズ船で、午前中エドフ、午後コムオンボのスケジュールで、同じ時間帯で動いているのだと... 時間をずらせば、観光客は、少ないのかな。
柱頭はいくつかの種類がありました。
中庭 ハヤブサの像
塔門を背に、第一列柱室を中心にパノラマ撮影です。
第一列柱室の前には、形がしっかり残ったハヤブサ像です。
全身を撮りたかったのですが、始終、人気があって、あまり近寄れなかったです。写真撮影待ちの長い行列もできてました。
列柱室
2つの列柱室です。
天井が黒くなっているのは、宗教的彫像の破壊を意図した放火とも言われ、キリスト教徒がここで生活していた時の、台所のススとも言われています。
至聖所
レバノン杉で作られた聖船が置かれています。
オシリス イシス セト神の神話
回廊には、ホルス神のセト神との対決の物語が刻まれています。セト神は、悪魔の象徴とされていたカバで描かれているのです。
ガイドさんから、お聞きした神話です。
始まりは水、次はピラミッド、次に太陽、4人の子供 オシリス、セト、イシス、ネフティスが生まれ、お互いで結婚。
セトは、悪く人気がなく、兄オシリスを嫉妬で、棺に入れ、海に流してしまう。
イシスの涙で、ナイル川ができ、イシスは、レバノンでオシリスの体を見つけ、生き返らせ、子供ホルスが生まれた。
セトは再びオシリスを殺し、体を14個に切断し、ばらまいた。イシスはそのうち13個を見つけてたが、最後の1個は、ナマズに食べられてしまう。
不完全な体のオシリスは、現世にとどまれず、死者の世界の神様に。
ここの壁画には、子供のホルスとイシスの セトへの敵討ちが描かれているのです。
回廊 敵討ちの壁画
ホルスは、何度となくセトと戦います。セトは、川の中、下の方で、小さくカバの形で描かれています... 動物虐待している絵にしか見えないです...
戦いは、ラチがあかず、ホルスはイシスの力を借りにいきます。
2人で、セト(カバ)と対決です... もっと、大きくカバを描けばよかったのに... 可哀想に...
勝利して、カバのトドメです。ん... ここだけ、カバが大きい...
それにしても、キリスト教徒による破壊が酷いです。ほとんど顔は潰されていました。
馬車でクルーズ船へ
観光を終え、馬車のプール場所です。同じナンバーの馬車なんて、どうやって探すんだろうと...
ナンバーを叫んでいる おじさん達がいます。無理だろう...
私たちの前に出発した組みの馬車は、見つかりました。わぁ、スゴイ、見つかるのね。結果的に私たちの馬車は見つからず、違うナンバーの馬車に乗車でした。
朝9時少し前のエドフの街です。三輪車もたくさん走っていました。
途中、少しだけ、渋滞しましたが、無事到着です。
帰ると、クルーズ船では、ハーブティ(ハイビスカス、カモミール)が用意されていました。
カモミールティをいただきました。
この後、コムオンボに向け出航です。