空飛ぶおばさん旅日記・壱

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「ルドルフとイッパイアッテナ」3D 新宿ピカデリー

ルドルフとイッパイアッテナ」を3D で、新宿ピカデリーで見てきました。

ルドルフとボス(イッパイアッテナ)の猫の世界の心温まる物語です。ホワッと暖かい気持ちになれます。猫の動きがリアルに表現されていて、かわいいです。

「ルドルフとイッパイアッテナ」ポスター

新宿ピカデリー スクリーン3マップ

猫の描写

リアルな猫の動きを観察しているなぁと感じるところもあって、また、コミカルに人間の動きを模倣している箇所もあって、スピード感もあるところもあり、良く描写されていると思いました。

人間の描写は、あまり良くなかったです。猫中心の映画だからでしょうか...飼い主の「リエチャン」が「ルドルフ」を可愛がる箇所は、もう少し描きようがあったのではないかと思いました。

 

3D

CGアニメーションについては、かけている金額も違うと思うので、アメリカ映画のピクサーなどに比べては、劣ってしまっているかと...

毎回、どの映画も3Dがありましたら、かならず、3Dで見ているのですが、今回の作品については、見ていて、「3Dが、わぁ〜すごい〜」という箇所は、1カ所もなかったです...追加料金を払ってまで、3Dで見る必要は、無いかと思います。

 

ここからネタバレ

 

題名について

原作も知らなく、予備知識も入れなかったので、テレビのコマーシャルで、ずっと...「ルドルフとイッパイアンテナ」だと思ってしまっていました^^; 

なぜ「アンテナ」が沢山あるんだろうと...逆に見るまで、「アンテナ」とのつながりを楽しみにしてしまっていました。街に、沢山建てられた「アンテナ〜」とか...アハハ...

「ルドルフ」を助けたトラ猫との自己紹介の時、虎ネコが、名前を聞かれて、「名前がいっぱいあってな」と答えたのを、勘違いして、「イッパイアッテナ」という名前だと思ったのが、オチでした。

なぜ、沢山あるのかは、物語が進むにつれ、わかります。野良猫なので、いろいろな人間が好きな名前をつけて、可愛がってくれるのです。人間とのかかわりが、とても暖かく描かれています。

今回の、物語で良いところのひとつはは、虐待する人間が、1人も出てこないところです。人間、皆よい人で描かれています。

 

あらすじ (前半)

飼い猫の「ルドルフ」が、飼い主のリエちゃんを追って、家の外に出て、長距離トラックに乗ってしまい、東京に連れて来られてしまいます。

東京に着いた日に、不思議な能力を持つトラ猫「イッパイアッテナ」に助けられます。
「イッパイアッテナ」は、前の飼い主に教えられて、文字がわかるのです。それで、図書館等で、他にもいろいろな知識を身につけていて、日本の県、住所とかの存在も知っていて、給食センターの献立が読めてしまうとか、猫離れしているのです。

 

以前に、言葉が話せる猫のコミックがあったかと...「みかん絵日記」とても深い、心温まる漫画だったと思います。泣けてしまうような箇所もあっかと...今、調べたら、kindleでも読めるんですね。

みかん・絵日記 1 (白泉社文庫)

みかん・絵日記 1 (白泉社文庫)

 

 

あらすじ (中盤)

そういう能力もあって、ルドルフがどこの県のどこから来たのかが、わかり、また、町内旅行が、運良く、その場所に観光に行く事がわかり、2匹で戻ることに、「イッパイアッテナ」の「ルドルフ」への特訓が始まります。

勉強以外にも、生きていく上での いろいろな教訓?も教えています。
(これには、共感できる言葉がたくさんありました。)
「ルドルフ」も文字が読めるようになり、いろいろな知識を身につけます。
決行の日、「イッパイアッテナ」が、「ルドルフ」に肉を食べさせてあげるために、大けがをしてしまい、「ルドルフ」は仇討ちにいき、東京に留まります。

 

あらすじ (後半)

その後、「イッパイアッテナ」が戻れる車を見つけて、「ルドルフ」は、身につけた能力をいかして、「リエチャン」のところに単独、戻るのです。

感動の再会シーンと...はいかず、
1年以上経ってしまっていて、「リエチャン」のところには、「ルドルフ」にそっくりの兄弟の子猫が変わりにいるのです。
その子から「リエチャン」の家では、2匹も同時に飼う事ができないと聞かされます。
「ルドルフ」は、「リエチャン」に会わず、東京に戻ることを決心します。(ここに留まっても、飼ってくれると思うのですが...)
東京に戻ると、皆に再会できて、「イッパイアッテナ」の飼い主さんも戻ってきて、ハーッピーエンドで終わりです。

感想

「イッパイアッテナ」の大人としての大きさ、それを慕う「ルドルフ」が素敵に描かれています。その周りの猫達も、良い味を出しています。楽しい映画です。