「メアリと魔女の花」2D TOHOシネマズ新宿、スタジオポノック第一回長編作品
「メアリと魔女の花」2D をTOHOシネマズ新宿で見て来ました。映像、物語、それなりに楽しめるかなと思います。家族での鑑賞にお勧めです。でも、なぜか...期待外れだった感が残りました。
スタジオポノック
ジブリで活躍されていた米林宏昌監督が独立して立ち上げられたのが「スタジオポノック」です。
スタジオジブリが解散した記憶もなくなって、ジブリ作品と思っての鑑賞でした。
映像、物語の流れ等、ジブリの感じは、残っています。
でも... 何か、期待していたものが、なかった感がとても残りました。
原作が、かなり以前に書かれた英国の女性作家メアリー・スチュアートの児童文学「The Little Broomstick」だったからでしょうか...
今までのジブリ作品と違って、ワクワクしたものが少なかったです。話の流れが、よくあるストーリーな箇所が多くあって、古く感じて、予想が可能な内容ばかりだったからかな...
今後の作品に期待です。
「魔女、ふたたび。」
それにしても「魔女、ふたたび。」のCOPYの意味が、いまだ疑問です。
ずっと、ジブリ作品の「魔女の宅急便」との絡みかなと思っていました... ジブリと違うスタジオだとすると、見終わってみると、内容のことだったのね...と...思います。
見に行く前は、「魔女の宅急便」に絡めて、考えていたから、興味をさらに引いた作品だったので、製造側は、それも考えてのCOPYだったのでしょうか... ちょっと、勘ぐりすぎかな...
声優陣
主要な人物を、すべて名が知れた俳優さんで固めています。
この点については、ほとんど違和感がなかったです。
見ていて、聞き覚えのある声に、「あ、あの俳優さんね〜」「この声は、だれだったっけ〜」と楽しめました。
ここからネタバレ
あらすじ 冒頭
冒頭では、魔女とおぼしき優秀そうな少女が、組織に襲われるシーンから始まります。そして、風景は、一変して、平凡な日常に。
赤毛にそばかすの少女・メアリ、明朗快活、天真爛漫。だけど、不器用で、ご両親が側におらず、大叔母さんと暮らす。赤毛の髪に、コンプレックスを抱いていて、世間も、赤毛を評価しない。
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冒頭の戦闘シーンも、何か、今までのジブリと違って、もうひとつと感じました。
赤毛にコンプレックス、そして、それをイジる世間て...古い内容と思ってしまいました...
あらすじ「魔女の花、夜間飛行」
メアリが、7年に一度咲く、「魔女の花、夜間飛行」を見つけます。その「魔女の花」で、1夜限りの魔女になり、魔女の大学「エンドア大学」に迷いこみます。
迷い込んだ「エンドア大学」では、赤毛であることもあって、天才的な魔女の力を持つ少女として褒め称えられます。
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赤毛が、一点して、世間に褒め称えられる立場に... 何か、古いですね...
「エンドア大学」の描写は、面白くはあったのですが、今までのジブリとは、違うなと思いました。
あらすじ 最強の魔法使い
校長であるマダムや科学者のドクターは、新入生と間違えていたメアリが、「夜間飛行」によって、一夜限りの魔女になったことを知ります。
マダムとドクターは、最強の魔法使いを作り出すために、「夜間飛行」を必要としています。
メアリのご近所さんのピーター、変身実験に失敗した動物たち、ピーターのペット猫のティプとギブ等々が絡みながら、話は進み、「夜間飛行」を手にいれることに成功したマダムとドクター、そして実験、失敗へ... です。
彼らを救い出すための、メアリの「小さな勇気」。
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すべてが... 少し、子供向けに感じました ...
黒猫のティブは、とても良い味を出していました。