カンボジア 「ベンメリア」遺跡 放置された巨大遺跡(2/2) 「天空の城ラビュタ」のモデル?
シェムリアップの街から東に1時間半、修復が施されておらず、放置された巨大遺跡、「ベンメリア」南門からです。
概要、シェムリアップからの移動、参道までは、こちらの日記をご覧ください。
南門
参道をしばらく歩くと、南門が見えてきました。崩れていて入れないです。ナーガ像もあります。
ナーガ像は、参道の入り口のが、一番しっかりと形が残っていたと思います。
第一回廊
遊歩道の入り口まで、第一回廊に沿って、歩きます。ここら辺は、観光客が少ないです。静かな時間です。
周辺は、広い平地に巨木です。ここで、ノンビリと過ごしても良い感じです。
第一回廊、建物の形の残っている箇所もありました。
途中で、ガイドさん「ここが、3時間コースの入り口です」どこ〜?
この扉?の隙間から入るみたいです。
上部の彫刻、すばらしいです。
遊歩道
気がついたら、遊歩道の上を歩いていました...いつ入ったんだろう...
遊歩道は、回廊に沿って作られたのではなく、作れるところに、作られたそうです。ところどころに階段があり、登ったり降りたりと、複雑でした。途中、遊歩道の無いところを見に行ったりもでき、行ける場所に制限が無いようでした。
地図の赤い線が遊歩道です。
by Wikipedia
階段で、少し狭い箇所もありましたが、幅のある遊歩道です。遊歩道を歩くころには、観光客、多くなっていました。
回廊沿いの遊歩道です。建物への木々の浸食がスゴイです。
結構、遊歩道、UP、Downあります。階段は、手すりの無い箇所もあり、ちょっと注意が必要です。
ラピュタ?
「天空の城ラビュタ」のモデル?、映画会社の方では、提言してないみたいですが、それらしい雰囲気のところは沢山です。
ロボット兵が歩いてきそうです。
たくさんの緑と苔が、さらに雰囲気を出しています。
苔のUPです。ガイドさん云く、この苔は、乾期になると、全く無くなるか茶色くなるそうです。こんなにスゴイのに...無いのを想像できないですが、だったら。やはり雨期がお勧めかな。
ラピュタの最後の巨木に似てないかな...ちょっと無理矢理かな^^;。
3時間コース
高いところからの撮影ポイントで、下の方の遊歩道の無い崩れた遺跡を見ていたら、人が遺跡の上を登ったり、降りたりと...歩いています。
「エェ〜...世界遺産の上を歩いていいの〜」と思っていたら、ガイドさん、「3時間コースの方達ですね。」
「いいの〜いいの〜世界遺産...土足で踏んでいいの... ...そんなに素手で触っていいの... ... 羨ましい...」
この遺跡は、手をつけることができない...余裕がないせいか、管理が厳しくないようです。
途中で、遊歩道の無いところを見学した際、「巨木の枝で、ブランコしても良いのですよ」と...ガイドさん、それらしい木の枝があったのですが...「そんな...こんな重要な遺跡で...枝が折れたら、どうするの...」と思ってしまって...出来なかったです。ツアーの方達も同じようでした。
3時間コースの方達、たくさんいます。建物(崩れた遺跡)の影でチラチラ見えます。
3時間コースとは、道の無い、好きなところに行っても良いコースみたいな感じです。
それゆえ、崩れそうな箇所、もしかしたら、地雷のある箇所とかが、まだあって、現地のガイドさんの案内が必要なのだと思います。
今まで、私が訪れてきた遺跡は、皆、国がすでに管理されているところばかりなので、こんなに観光客が自由にして良い?遺跡は、なかったです。
2016年の今でも、この状態かな...4年前は、かならず、「近い将来、また、ゆっくりと、ここに〜」と思ったのですが、実現してないです...