「この世界の片隅に」2D 新宿ピカデリー
「この世界の片隅に」を2D で、新宿ピカデリーで見てきました。戦争時代の日常生活を描いています。いつも見ている映画とは、何か違う映画でした。とても印象に残ります。お勧めです。
徐々に人気が
戦争映画は、何かを背負った悲しい終わり方が多いので、いつもは、見に行くのを避けています...
この映画の集客が、どんどんと凄くなっていくのに、驚いて...
最初は、オヤ〜、他に面白そうな映画がないからかなぁ...と思っていました。
週をまたぐ毎にすごくなって、あれ...スクリーンの席に空きがない時間帯もあるのか...と驚いて...
席が無いのは、TOHO系で、上映されていないせいもあるかな...と思いつつ
「新宿ピカデリー」でレディースデイに見に行く事に。前日の予約で、いつもの一番後ろの席が、やっと取れました。(「新宿ピカデリー」では、一番後ろの席は、座席の前が、大幅に空いています。)
スクリーン1、満員
入場開始(約10分前)と同時に、入って、席に着きます。回りの空いている席が、どんどん埋まっていきます。レディースデイのせいもあるのか、女性ひとりの方が多いようです。
上映が終わって、明るくなって、ビックリです。スクリーン1の満席、すごい迫力でした。(「君の名は。」の時もそうだったかな)一番上にいたので...スクリーンを出るまでに10分くらいかかってしまいました。
そして、さらに、これだけ満員だと、エスカレータは、使用禁止になります。非常階段で降ります。階段をグルグルと...、スクリーン1は、4階なので、助かりましたが、これが、もっと上の階だったらと思うと、ゾッとします。
ここからネタバレ
内容(明るい生活)
普通の広島のこの時代の絵の上手な平凡な女性の子供のころから生活、請われてお嫁にいった先の呉での生活、戦争時代の生活、悲惨な体験、そして終戦を描いた作品です。
前半は、この時代の、一般的な女性の考え方、生き方が描かれていて、ホンワカして、ゆったりと、時間が流れてる感じで描かれています。
声優の「のん」さんの声が、とても主人公にあっていて、地方の方言も、良い感じです。
戦争が始まっても、ホンワカとした時間が流れているのは変わらなくて...緊迫感がなくて...良いのかなと...
この時代の女性は、皆、こんな感じで、詳しいことは、わからず生活していたのかなと...
それでも、軍事基地のある呉なので、空襲が続くと...少しずつ緊迫感がでてきていたけど、それでも、明るく生活していて...
今までの、戦争映画と、違うな、
でも、広島だから、原爆があるから...どこかで...と思っていた時に
内容(急変)
流れが変わりました。
姪っ子と2人でいる時に、空襲に会い、姪っ子と、右腕を失います。
あまりにも、辛い、酷い、流れで、見ていて、衝撃でした。
「今まで、こんなにホンワカとした内容だったのに、ここまで、酷い流れにしなくても...」と思いました。
やっぱり、戦争映画だ...と...
姪っ子のお母さんに、攻められ、大好きな絵も書けなくなったのです。日常の生活も、右腕が無いと大変です...
この時代、現実的にあった内容だと思いますが...酷い...
内容(原爆)
明るくなんてもう、なれない生活です。お姉さんも許してくれません。
最後には、打ち拉がれ、実家の広島に帰ることを決断します。
帰ろうとした日に、ちょうど腕の診察が入ってしまいます。
その日が、広島への原爆の投下に日だったのです。
実家のお母さんは、行方不明になり、お父さんは、その後、すぐ亡くなり、妹さんは、寝たきりに...
内容(終戦)
終戦を迎え、そして、妹さんに会いに広島へ
荒れ果てた、広島の街の中で、軍の仕事から解放された旦那さんと会い、呉で、生活を続けることを決心します。
そして、この広島で、原爆で、親と死に別れた、姪っ子と同じくらいの女の子と出会います。その子を連れ立って、呉へ帰ります。
そして、新たな生活です。最後は、この女の子の存在が、光になって、終わります。
でも、最後まで、右腕のない描写が痛々しかったです...
字幕
最後の字幕のイラストで、広島で、出会った女の子が、家族にどう、溶け込んでいくかが、描かれています。最後まで、目が離せませんでした。