エジプト ルクソール カルナック神殿複合体 アメン神殿観光、圧倒される134本の巨大な柱「大列柱室」
カルナック神殿の観光です。ルクソールの東岸にあり、紀元前から何百年にもわたり、歴代のファラオが増改築を施してきた神殿複合体です。
そのなかの中心、アメン神殿の観光です。
アメン神殿 マップ
神殿は、東西を軸に6つの塔門で仕切られています。(第4塔門以降は...どこがどこだかわからなかったです)そして、第3塔門から直角に第7塔門から第10塔門とあります。
ハッサンさんによるガイドは、東西を軸とした第1塔門から第六塔門付近までと、南の聖池前で解散でした。その後、自由時間になり、スフィンクス参道で集合でした。
by ja.wikipedia.org
場所場所で、説明板があります。
スフィンクスの参道
遺跡は、スフィンクスの参道から始まります。テーベ時代は、ここまでナイル川がきていて、船着場だったそうです。
いつも写真で見ていたギザのスフィンクスとは違い、頭は羊(アメン神の聖獣羊)、胴体はライオン、前にファラオを抱えたスフィンクスが何体もで、出迎えてくれました。
第一塔門
スフィンクス参道を抜けると、入り口の第一塔門。
裏側は、崩れたのかと思ったら、まだ建造途中のまま。クレーンなどない時代、土を積み上げ足場を作り、建造を行なったそうです。積み上げた土が残っていました。
第一中庭
当時は、何本もの石柱が並んでいたそうですが、現在は数本の土台?だけが並んでいます。綺麗に切断された後になっているのは、その後の歴代のファラオが新たな建造物を作るために使ってしまったそうです。
ここには、壊れたスフィンクス、これは若くしてなくなったツタンカーメンが残したスフィンクスです。こちらは、見慣れた頭です。
第二塔門
第一中庭からすぐ、第二塔門です。
壁には、綺麗なレリーフが刻まれています。羽の冠のアメン神が描かれています。
その手前には、2体の立像。
両足を揃えている立像は死者の像、ラムセス2世の像です。足元には深く愛された王妃ネフェルタリです。
足を前にだしている立像は生者の像です。
左から第一塔門、第一中庭、第二塔門とパノラマで撮影してみました。
大列柱室
この神殿で、一番の見どころ「大列柱室」です。第二塔門の間から壮大さが見えていました。
134本の巨大な柱の林です。映画ナイル川殺人事件で、天井から岩が落とされた場面が有名です。その舞台となった柱で、観光客の皆さん、記念撮影されてました。
ラムセス1世が建築を始めて、セティ1世が引き継ぎ、ラメセス2世が完成させたものです。柱は高さ21m、直径は3m以上です。そして、柱には、たくさんの綺麗なレリーフです。
当時は、天井もあって、そこにも綺麗なレリーフです。石柱の先は開花式パビルスの形になっています。天井には、登れません。
一瞬、観光客が、途切れた時、素敵な光景でしたぁ。
オベリスク
第三塔門を過ぎると、崩壊が激しくて(本格的な修復をしてないのかな...)どこを歩いているのはわからなくなりました...
オベリスク(神殿などに建てられる記念碑)が2本。トトメス1世と女王ハトシェプストののオベリスクがありました。
トトメス1世のオベリスクです。第三塔門と第四塔門の間の広場です。
こちらは、ハトシェプストのオベリスクです。第四塔門と第五塔門の間です。
ハトシェプストを嫌っていたトトメス3世が、彼女のオベリスクを見えないように壁で囲ってしまったことが、保存状態を良くする結果になったそうです。
カルトーシュや、いろいろなレリーフが、綺麗に刻まれています。
オベリスクは、一枚岩を切り出して作られます。どうやって作られたかを解説で、道に説明書きです... 世界遺産に良いのかな?...
周りをみると、他のガイドさん達も、同じようなことしてます...
ツタンカーメン像
第六塔門を過ぎると、アメン神の姿のツタンカーメン像です。足の修復が...酷い...
隣は、ツタンカーメンの王妃、アンクセンアメンの像です。
至聖所
4000年前、一番最初に建造された小さな神殿です。ここから大神殿へと増築が重ねられていったそうです。
聖池
神官たちが身を清める場所だった聖池です。
近くに、神の化身とされているスカラベがあり、この周りを3回思いを込めて半時計回りにまわると、良い縁があり、7回回ると、幸せになるそうです。
皆で、グルグルと、回ってきましたぁ。
振り返ると、2本のオベリスクです。
ウォーキングへ
カルナック神殿の観光を終えた後は、約2.5km先のルクソール神殿に向けて、ウォーキングです。当時スフィンクスクスの参道が繋がっていたといわれている道をたどります。