エジプト ルクソール 西岸 断崖「ハトシェプスト女王葬祭殿」、男装の女王 平和外交でエジプトを繁栄
ルクソールの西岸、断崖を背に建てられました3階建ての建造物「ハトシェプスト女王葬祭殿」の観光です。
葬祭殿とは、古代エジプト王の葬儀や礼拝のために建てられた建物です。
1階は修繕中、2階にメインのレリーフやハトホル女神の礼拝堂があり、3階には至聖所があります。
ハトシェプスト女王
古代エジプトで唯一ファラオとなった女性です。女性がファラオになれない時代、司祭にワイロを贈り、ファラオになるべくしてなった(神の子だ)という作り話を作らせたりと、いろいろ策略を屈して、ファラオになったそうです。
戦いを好まず、貿易を初めて行い、金の採掘を行ったりと、平和で経済も潤いエジプトを繁栄させました。
公式な場では、男装し、あごヒゲをつけていました。
3階テラス、オシリス神のポーズのハトシェプスト女王の巨像です。あごヒゲをつけています。
断崖を背に建てらた
遠くから見ると、すごい所に建てられたのが わかります。パノラマ写真です。
この日は、たくさんの観光客でした。この日も...なのかな。
2階へ登っていく途中で、エジプトの学生さん達でしょうか、大きな声で合唱しながら、降りていきました。楽しそうです。何だったんだろう...
2階 プント柱廊
女王は、プント(現在のアラビアやソマリア地方)と交易を行い、黒檀、シナモン、象牙、ヘナ、お香等の取引を行ったそうです。
プント地方の生活の様子が描かれた壁画です。丸い家、ヤシの木が描かれています。
航海の様子です。
他にもたくさんの壁画がありましたが、どれも良い状態でなかったです。屋外だからかな。
2階 ハトホル女神礼拝所
ハトホル女神は。エジプト神話の愛と美と豊穣と幸運の女神。そして、話上、ハトシェプスト女王の母。
太陽と牝牛の角で表されることが多い神様です。牝牛そのもので表されることもあります。
牡牛の乳を女王が飲んでいる壁画が、ここにあります。
3階 至聖所
3階の奥に、至聖所があります。
昨年、1961年ぶりに公開されたそうです。(このブログを書くにあたって知りました。)ガイドさんの詳しい、説明は、なかったです。
入り口の部屋だけは入れました。
天井に近い部分で、壁画が残っていた箇所です。天井には、青い星空です。
奥の部屋には、柵があり行けなかったです。
この柵の中に係員かのような方が待機していて、「カメラで、中の部屋を撮ってあげるよ」と...
彼も、(二番目の柵は超えられないらしく)撮影できるのは、すぐ側からだけです。カメラを渡すと、チップを要求されるので、注意です。
エジプトでは、写真を撮ってあげるよで、チップを要求されることがあり、そういう方を見分けるのが、結構たいへんです。
一般の方も、親やすく、「家族と写真を撮ってください」(外国人と写真が撮りたいようです)と言われることも多々あるのです。
この時は、瞬時に、チップの人だとわかったのですが、ツアーの方がつかまってしまっていました。
3階テラス
オシリス神のポーズのハトシェプスト女王の巨像が数体、並んでいます。
巨像のポーズで記念撮影です。
3階テラス右端からの風景です。真下に見えるのは2階テラスです。広いです。
このテラスで、1997年11月テロ「ルクソール事件」が発生して日本人を含む62名が死亡しました。入り口のセキュリティチェック、文句を言ってはいけないですね...
同じ位置からのパノラマ撮影です。
2階テラス
2階テラスから正面を撮影です。30分のフリー時間が終わりそうなので、集合場所(写真左上の売店)に向かいます。
売店
売店内には、たくさんのテーブル席があり、ゆっくり休憩ができます。(何か、注文しないとだめかな)
お店の奥、右側のケースに、フレッシュジュースを見つけました。マンゴジュース、冷たくて、美味しかったです。
エジプトでは、フレッシュのマンゴジュースが飲めたのは、ここだけでした。
他では、フレッシュ レモンジュースが多かったです。味がしっかりしていて、美味しくお勧めです。スイカジュースはやめましょう...